委員長より

2018運動の前進に向けて

2018年6月

大谷委員長 18”春闘はほぼ終結し、それぞれで春闘総括の論議が始まっていることと察します。私なりに18”春闘の取り組みについて、若干の思いを述べたいと思います。
 『官製春闘』がスタートして、ベアが復活し、5年連続で賃上げが回復しており、理屈抜きに望ましい流れが引き続き継続していることは間違いありません。結果として、農団労春闘にも影響していることはあるでしょう。今春闘の一つの特徴は、大手製造業が主導して相場を形作る従来のモデルが多少崩れ、人手不足への危機感から賃上げに動いた物流や小売りなどが押し上げたことではないでしょうか。更には、人材獲得競争が激しくなる中で初任給やシニア、有期雇用などの労働者の待遇を改善するなど、ある意味で横並びの賃金体系を改善する動きが産業全体に広がったということなのかも知れません。
 他方、系統組織の直面する一つの課題も人材不足が確実に深刻化しているということ・・・、限られた人員の有効活用が経営の重要課題となっていることに目を向けなければ間違いなく系統組織の存在は成り立たなくなるでしょう。
 いま経営者として必要なことは、新たな事業構造転換への取り組みを宣言し、賃上げの姿勢を示すことで働く者のモチベ―ションを喚起すること。且つ、一定程度不採算事業を整理して働き手を収益事業にシフトさせていくべきではないでしょうか。内外環境が悪化して危機感の高まる現況こそ量より質の経営への転換を行うチャンスであると捉え、労使協議を徹底することではないでしょうか。徹底した協議の中から新たなビジネスチャンスを見出さなければなりません。
 特に不確実な環境下系統組織が生き残るには、短期・中期的経営の戦略をきちんと描き事業改革を徹底し、人員をシフトしていくことが必要不可欠ではないでしょうか。そのために、働く者の新たな能力の習得やスキル転換が求められ働き手サイドの主体的な取り組みが前提になります。その意味でもベア獲得によるモチベ―ション向上が必要不可欠です。
 繰り返しになりますが、労働人口・減少時代に生産性向上を実現するには限られた人的資源の効率的活用に向けて既存事業から新規の事業などへの労働力の移動が従来以上に必要になることは間違いありません。
 全国農団労における春季国民闘争は、賃上げを求めるだけの労使間の話し合いだけではなく短期的・中期的に事業と労働市場改革を議論する場でもなくてはならない・・・、農協革新が必要不可欠であることを確認し合おうではありませんか。
 18“春闘は結果的にここ近年にはなく各単組のベア獲得という奮闘が見られたことは率直に評価しなければなりません。但し、具体的内容を見てみると・・・、@従来型の闘争の域を出ることはなく、相手に合わせた労使交渉であり、要求回答の引き出しは従来と変化がないこと、結果として妥結が遅れていることです。A確かに賃上げ単組数は増加していますが、いつもと同等な県産別・単組を軸にし、展開されていることです。
 向こう1年間の運動方針案は6月下旬には各県産別へ・・・、徹底した春闘総括のもとに運動方針の議論をお願いします。『総括なき県産別・単組に前進なし』なのです。
 全国農団労に結集する仲間のみなさん・・・、私たちの組織は、全ての働く者の地域の拠り所となる労働組合組織でなければなりません。そのために・・・地域における農業再建に向け、力強い労働運動をより一層推進していく決意を互いに確認し、運動方針の実践に奮闘しよう。


2018運動の前進に向けて(2018/1)

結集する”なかま”のみなさんへ(2017/10)

運動開始・・組合員(なかま)の心をひとつに!(2017/8)

17春闘総括論議の徹底と運動方針の論議を(2017/5)

2017”国民春季生活闘争(2017/3)

2017の幕開け”一致団結奮闘しよう!(2017/1)

仲間の皆さん・・運動方針の実践に向け奮闘を(2016/8)

2016春闘総括!! 労使の信頼関係を不動のものに(2016/5)

2016”春闘開始 ・・ 自信と確信を(2016/3)

2016”春季生活闘争 開始にあたり(2016/1)

組織力量を強固にし…、秋・年の取り組みを(2015/9)

労使交渉の重要性を再確認し、方針の実践を!(2015/8)

運動総括を踏まえ――第28回全国大会へ(2015/6)

2015”春季生活闘争・・あきらめるな(2015/3)

2015運動の“開始”にあたり(2015/1)

衆議院選挙――確かな一票を…(2014/11)

2014年度の運動開始にあたり(2014/8)

14”春闘総括を徹底し第27回全国大会に結集を!(2014/6)

2014”春季生活闘争の勝利を目指して(2014/3)

2014年 系統組織に結集する仲間のみなさんへ(2014/1)

あらためて・・特定秘密保護法案の廃案の運動を・・・(2013/11)

いま、改めて組織の総力を… 2013”秋・年闘争の開始(2013/10)

農団労運動の方向に向け新たな一歩を…(2013/8)

農業・農協の大転換期の時代へ 総括論議を踏まえ、これからの方向を(2013/6)

TPPへの参加表明に断固反対し、運動のさらなる強化を!(2013/3)

2013”春季生活闘争の開始に向けて(2013/1)

政策を見据え・・信念を持つ候補者を国会へ(2012/11)

2012”秋季・年末の取り組み課題と改善に向け(2012/10)

向こう1年間の運動に・・・仲間の皆さんへ(2012/7)

2012”春闘を総括し、全国農団労 第25回大会への結集を!(2012/5)

2012”農団労 春季生活闘争に向けて(2012/3)

2012”運動開始にあたり(2012/1)

2011”秋季・年末の取り組みに向けて(2011/10)

『組織』、なぜ『組織』は重要なのか 向こう1年間の活動を実践するために(2011/8)

大会は向こう1年間の活動目標を明確にし労働組合の存在意義を確認する場

地域の『希薄化』を防ぐのは協同組合の原点『絆』―― 東北地方太平洋沖大地震・大津波災害 ――

2011”春季生活闘争の開始―課題解決に向けどう取り組む

労働組合は――仲間のために闘う組織 秋季・年末闘争をあきらめるな

運動課題の実践に向け一丸となり頑張ろう!!――第23回大会を終えて――

2010”春季生活闘争の総括を徹底し 向こう1年間の運動を展望しよう!!

2010”春季生活闘争の開始――頑張ろう!!

09”秋季・年末の取り組みが開始!!最後まであきらめず労使協議を…

組合員の協力に感謝――政権交代を実現 農協と農業再建の第一歩に!!

困難な時ほど――原点に戻った運動の実践を―全国農団労第22回定期大会―

いよいよ総選挙――日本の歴史を変える日に

09”春季闘争の総括と新たな運動方針論議を

09”春季生活闘争 賃金闘争を実現するために…交渉ポイント

09”春季生活闘争 開始にあたって

『組織内、推薦』候補必勝のための活動 気を緩めず最後まで頑張りぬこう!!

総選挙に関心を持ち…日本の方向性を正そう!

新たな気持ちで運動の前進を!!

全国農団労 第21回大会に結集し 労使関係の在り方の論議を!!

08”春季生活闘争を開始するにあたって

08” 実り多き一年であることを願う!!

委員長就任にあたって